SNS世代のちょこっと勉強法楽しみながら興味の幅を広げよう
突然ですが、子どもにスマホを持たせていますか?
中学生の長男が所属する部活では、部員の半数以上がスマホを持っているとか。「高校ではクラス全体でLINEのグループがある」なんて話を耳にしたこともあります。
内閣府の統計をみると、スマートフォンを利用している小学生は18.9%、中学生は48.2%、高校生は90.8%!
どうやら子どもたちの「友達はみんな持ってる」という言葉も、大げさではないようです。
中でも、子どもたちの多くが利用しているのはSNS。
トラブルに巻き込まれることもあり、敬遠してほしいと考える保護者も多いと思いますが、一旦始めたものを止めさせるのは難しい。ならば、少しでも勉強になる使い方をしてほしいと思うのが親心ではないでしょうか。
世界とつながるSNSで英語の勉強
TwitterやInstagramは世界中の人とつながることができるSNSです。
私も両方のアカウントを持っていますが、特にInstagramは英語で発信するとあっという間に世界中から反応があります。見知らぬ人と交流することになるため、子どもたちの発信はおススメしませんが、見るだけでも十分楽しめると思います。
特におススメなのは、Twitter。英語で発信している海外の有名人のつぶやきを読むことです。280文字(日本語は140文字)という短い英文なので、比較的簡単な書き方をしている気がします。好きな有名人が書いていることもあり、英文を読むのも苦になりません。
The Wall Street Journal has it wrong, we are under no pressure to make a deal with China, they are under pressure to make a deal with us. Our markets are surging, theirs are collapsing. We will soon be taking in Billions in Tariffs & making products at home. If we meet, we meet? — Donald J. Trump (@realDonaldTrump) 2018年9月13日
上のツイートは…Twitterといえばこの方、ドナルド・トランプ米大統領。更新頻度は相当なものです。
野球大好きな私は、ソフトバンクホークスのサファテ投手をフォローしています。動画や画像も多く、ファンに向けたメッセージも多いので、これまた英文を読むのが苦になりません。
気になった投稿は野球好きの長男に見せて「どういう意味か分かる?」と一緒に訳すことも。
So impressed with my team right now! Keep going boys, I have faith in you!#Hawks — Dennis デニス・サファテ (@dsarfate) 2018年8月26日
もう1人、私が最近よく見るのは、サッカーの本田圭佑選手のつぶやきです。
Many kids asked me what is the most important thing to make dream come true…my answer is
Don’t forget your dream.
I think that it’s the most important thing. — KeisukeHonda(本田圭佑) (@kskgroup2017) 2018年8月25日
本田選手はよく英文で発信しており、簡単な文法、英語を使っているので中学生でもよく分かると思います(日本人なので文法的に正しくない場合もあるかも?)。
好みはあると思いますが、中学生ぐらいの子どもに聞いてほしいなと思う本田語録も多いんですよ。
ミュージシャンや俳優、スポーツ選手、政治家など、多くの有名人が英語で発信しているので、お子さんの好きな人物のアカウントをぜひ探してみてください。
LINEにはお勉強系スタンプあり
LINEスタンプには、学生や勉強を意識したものがいろいろとあります。
例えば「四字熟語スタンプ」。私も利用していますが、意味が分かっていないと上手に使えません。私は主に夫婦間で使いますが、夫から絶妙な四字熟語の返しが来ると「うまい!」と唸ってしまいます。
中学や高校で習う「英単語」「英語の慣用句」「古語」をテーマにしたスタンプもあります。日本語訳も添えられているので、使いながら覚えられるはず。何よりちょっと知的な感じがしませんか?
勉強になるかどうかは置いておいて「物理」や「数学」「化学」がテーマのスタンプも…。調べながらついつい買いたくなってしまいました。
そう、これらのスタンプは有料です。
少額とはいえ、つぎ込むようになるとこれはこれで問題。今日ご紹介したものは、親もしっかり理解してから一緒に楽しむようにしましょう。
よく分からないものは手を出さない。これ、インターネットを利用する際の鉄則だと思います。
SNSの利用には注意を…
これだけ紹介しておいてナンですが、私自身は子どもにスマホを持たせていませんし、SNSも使わせていません。
YoutubeもHPも見ているし、携帯ゲーム機を使いこなしてあれこれやっているのは知っていますが、SNSは依存性が高いと考えているので、学生のうちはできるだけ離しておきたいという考えです。
今回の記事で紹介したものを体験するためにSNSを始めるのは、個人的にはおススメしません。もう既にSNSを使っていたり、海外の文化に興味があるお子さんが楽しむ方法だと考えています。
そして、子どもに薦める前には、親も同じことを体験してみてはいかがでしょう。
子どもにSNSとの付き合い方を教えながら、ちょっとおまけで勉強がついてくる…そんな楽しみ方をしてほしいなと思います。
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