歴史の舞台に行ってみる!史跡巡りで歴史を身近に
小学6年生から歴史の学習が始まります。長男が小学6年生になってすぐのGW、佐賀県の「吉野ケ里遺跡」に連れて行ったところ、説明員のおじさんに「小学6年生でしょ?この時期、学校で勉強するから6年生が多いんだよ」と言われたことがありました。
教科書で学んだ歴史の舞台に実際に足を運んでみると、遠い昔の見たこともない時代の事柄を、とても身近に感じることができます。百聞は一見に如かず!まさにこれです。早速、親子で行ってみました。
各地にあるから行きやすい「国分寺」「国分尼寺」
最近、次男が「聖武天皇」について話していたので、太宰府市の「国分寺」「国分尼寺」跡に行ってみました。聖武天皇が仏教によって国を平和に治めるために各地に建立したお寺です。各地に、なので、割と身近にあります。
「国分尼寺」の跡はたんぼになっていました。驚いたのは、次男のテンションが「うわ、たんぼになっとる!!」とMaxになったこと。こんなに盛り上がるか?と思うほど、盛り上がりました。
「国分寺」の跡には、後世に立てられた「国分寺」があります。ちゃんと「聖武帝」の文字が確認できます。あたりはとても静かな雰囲気ですが、「昔はここが中心地やったんやろうね~」と息子もしみじみ。
参拝を済ませて国分寺の隣を見ると、何やら史跡が。国分寺にあった七重塔の跡でした。復元された瓦積の基檀を上ってみると塔の礎石があり、その大きさからいかに立派な建物であったかが推測できました。
太宰府市文化ふれあい館には、この塔の1/10の大きさの復元模型があります。史跡を見た後に立ち寄ってみましたが、イメージがすごく湧きました。
最後に、国分寺、国分尼寺だけでなく、大宰府政庁に使われた瓦も焼いたという窯の跡に。一見すると何もない広場のようですが、昔の発掘調査の様子が展示されていて、目の前の風景と照らし合わせながら確認しました。
知識がぐんと深まったのを実感
国分尼寺から国分寺、国分瓦窯跡に至る道は上り坂になっています。周囲の風景は変わっても、この地形や周囲の山々は聖武天皇の時代から変わっていないんだろうなと思うと、歴史がぐっと近くに感じられました。
それほど乗り気ではなかった次男ですが、反応がとてもよく、連れてきてよかったなぁと思いましたよ!歴史の舞台は徐々に関西、関東へと移っていきますが、メジャーな史跡じゃなくても、身近なところに感動できるスポットは残されています。教科書と市町村のHPを照らし合わせて、史跡巡りを楽しんでみてはいかがでしょうか?
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