年末年始の大掃除は理科の実験、おせち作りは家庭科の勉強!

公開日:  最終更新日:2019/12/11

クリスマスが終わればお正月。子どもたちにとって楽しみが増える季節がやってきました。
一方、親たちにとっては1年を締めくくり、新しい年の準備をする慌ただしい時期。
子どもたちの手も借りて乗り切りたいところです。

そこで今回は、大掃除やおせち作りと勉強をミックス!
「勉強」とも「手伝い」とも言わずに、「楽しいことやるよ~」とおびき出してみてはいかがでしょう?

大掃除が理科の実験に!

大掃除では溜まった汚れ落としに取り組む家庭も多いと思います。
そんな時に人気なのが「重曹」や「クエン酸」を使った掃除方法。
テレビや情報誌でもよく特集されていますね。

アルカリ性と酸性の化学反応で汚れを落とす

「重曹」や「クエン酸」を使って汚れを落とす掃除方法は、「酸性」「アルカリ性」「中性」の特徴を利用したものです。

汚れはやみくもにゴシゴシとこするのではなく、「酸性」の汚れなら「アルカリ性」(重曹など)で「中和」させ、化学反応で落とした方が無理なくすっきりと落ちるのです。

リトマス試験紙の色の変化で「酸性」「アルカリ性」を見分けた経験…うっすらと思い出してきましたか? 
学校で習った理科や化学が、大掃除に役立つということだけでも、子どもたちは関心を持ってくれると思います。
特に「勉強なんて、何の役にたつん?」とちょっと尖ってる子どもには、「役立つよ!」と反撃するチャンスです。

重曹は食品用のものを購入しておくと食器や鍋に使えるほか、料理にも使用できて便利です。

酸性・アルカリ性の汚れまとめ

酸性

油汚れ、皮脂、湯あかなど

アルカリ性

水垢、石鹸かす、尿の汚れなど

注意点

化学反応を利用するため、子どもだけに任せるのは危険です。
親の管理のもとで使用しましょう。

重曹とクエン酸を混ぜ合わせると、ガス(二酸化炭素)が発生します。
換気をしっかりし、覗き込むような形で使用したり、狭い空間での使用はしないように気を付けてください。

また、クエン酸と塩素系漂白剤が混ざると有毒ガスが発生し危険です。
普段使用している洗剤と混ざらないように気を付けてください。

使用するものによっては変色することもあります。
初めて使う時は注意書きをしっかり読んで使用してくださいね。

 「おせち」「お雑煮」作りで野菜の切り方を学ぶ

息子が中学校になって小学校との違いを感じたことの1つが、副教科(音楽、家庭科、技術、保健体育)の大切さです。

高校入試で直接問題が出るわけではありませんが、しっかり勉強しておかないと内申点に響く――と生々しい話になってしまいましたが、特に家庭科の話を聞いていて思うのが「手伝いさえしておけば簡単なことだったのに…」ということ。

例えば「リンゴの皮むき」のテスト。
普段自分でむいていれば簡単なことなのに…。
試験の1日前に聞いても後の祭りです。

野菜の切り方をマスターしよう

さて、そうした経験から考えたのは、おせち作りやお雑煮作りの際に子どもたちに野菜を切ってもらうこと。
和食の代表ともいえるおせちやお雑煮作りでは、様々な切り方で野菜を切ります。

短冊切り、小口切り、いちょう切り、乱切り…。

これ、中学1年生の家庭科の試験で出ました(笑)

子どもと一緒に親も楽しく学ぼう

今年は一緒にお正月の準備をしながら、普段よりたくさん会話をして、子どもたちと一緒に私も賢くなりたいなぁと思います。

私の場合、特に理科は忘れていることばかり。
小学生と中学生の息子に教えてもらうことがよくあります。
「お母さんに教えてあげた」という経験は自信になるようですよ。

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