戦国武将も四字熟語も…「山手線ゲーム」で何でも記憶!

公開日:  最終更新日:2024/07/28

子どもの記憶力はすごい!どんな知識もあっという間に吸収してしまいます。
しかし、わが家の場合、その記憶力が大人にとっては無駄に思えること(ハ〇ズキルーペのCMのセリフを覚えるとか…)に使われているのが現実。

もったいないので、時々、ちょっと入れ知恵をします。わが家の定番「山手線ゲーム」に、覚えたい(覚えさせたい?)ネタを仕込むのです。

「戦国武将」山手線ゲーム

小学生でも3、4年生ごろから歴史好きな子が現れ始めます。戦国武将の兜や甲冑、旗印を入口に、中には合戦に興味を抱く子もいるようです。
我が子は戦国武将に興味を持っていたので、戦国武将の名前で山手線ゲームをしてみました。

「織田信長」「徳川家康」「豊臣秀吉」

これぐらいなら母も楽勝で分かります。

「武田信玄」「上杉謙信」「伊達政宗」

まだまだついていけます。

しかし火が付いた子どもたちはすごい。大人が余裕を見せているうちに、子どもたちは積極的に自分たちで調べ始めます。

その結果、「五大老(豊臣政権下の有力大名)で覚えよう…」「信長の家来は…」「関ヶ原の西軍と東軍の武将…」「変なあだ名をつけられていた大名…」など、エピソードや関係性で覚えるようになります。

「徳川家康・前田利家・宇喜多秀家・上杉景勝・毛利輝元」

これは五大老ですが、まだこの辺りの名前は分かりますよね。

では「龍造寺隆信」「立花宗茂」「尼子義久」「陶晴賢」

分かりますか??
九州、山口地方の戦国武将なのですが、社会の授業ではそれほど出てこない人物名も子どもたちはどんどん覚えます。

子どもの記憶力の凄まじさにたいていの大人はおののくことでしょう。

何回も続けていると、最初は優勢だった大人チームが徐々に劣勢になります。こちらが答えに詰まってくるとヒントをくれるのですが、それも「ほら、『越後の龍』よ」「関ヶ原で裏切った人を言えばいい」など、知的な感じに。

「誰それ?」という人物まで覚え始めますが、「そんな人覚えても試験には出ない」という一言はぐっと飲みこんで。将来歴史の研究者になるかもしれませんしね(笑)

「四字熟語」山手線ゲーム

中学生の長男、夏休みの宿題に「四字熟語」「ことわざ」「類義語」「反対語」を覚える、というものがありました。

ちょうど、四字熟語とことわざに興味を持ってほしいと思っていたこともあり、長男のプリントを拝借してコピーし、次男と一緒に覚えてみることに。

四字熟語やことわざって、子どものツボにはまりやすい題材だと思います。なんとなくかっこいいし。

ちなみに、アニメ「ポケットモンスター」で、「ポケモン」たちが繰り出す技の名前にも四字熟語が使われているんです。

「デンコウセッカ」や「ガリョウテンセイ」として覚えていた技が、実は「電光石火」「画竜点睛」と書く、ということを知ると、それだけでちょっと興味を持ってくれます。

夏の帰省の際の長い車中も、家族で「四字熟語山手線ゲーム」をして楽しみました。

必死で覚えた母と子どもたちでしたが、もとからある知識だけで戦った父に歯が立たず…。父が尊敬される、という副産物も。

このゲーム、おじいちゃんやおばあちゃんとも楽しめます。初めての人とすればするほど、新たな言葉を覚えられるのが山手線ゲームのよいところです。

山手線ゲームで一緒に楽しく覚えよう

山手線ゲームは、決められたテーマの答えを順番に言っていくだけの単純なゲームです。

言葉だけを覚えるのだから意味がないのでは?と思われるかもしれませんが、「戦国武将」の項に書いたように、自分で調べたり、友達に聞いたりして、関連する知識がどんどん増えていくのがポイント。

山手線ゲームをしながら知識をプラスしてあげるのも良い方法だと思います。普段の会話からいきなり勉強の話はしにくいですが、山手線ゲームをきっかけに「この言葉の意味はね…」と話すのは自然です。

仲間が増えてブームになると、子ども同士で楽しむようになっていきます。ハマった子どもたちに勝つのは至難の業です。

ブームが去ると徐々に忘れていくのも事実ですが、しばらくしてから、関係ある事柄を学校で学んだり、本で読んだりすると「あ、これ知ってる!」と思い出し、次の興味に繋がっていきます。

記憶するものには何でも使えるので、子どもの好きなもので試してみてくださいね!

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