【自学にもおすすめ】子どもの頭をよくする声かけ事例:プロ野球編
子どもが好きなものと勉強をリンクさせると、意識せずに考え、学ぶことができます。
例えばプロ野球。試合中にはネタがたくさん転がっています。試合を見ながら子どもの頭脳を刺激した実際の例を紹介します。自学にもおすすめです。
①選手の名前を読む(国語)
スタメンが発表されたとき、バッターボックスに立つ選手の情報が画面に出たときがチャンスです。外国人選手のカタカナ名を読む(小学1年生向き)、難読漢字の選手の名前を読む(3~6年生向き)などを続けると、難しい読み方も自然と覚えます。
②選手の背中の名前を読む(英語)
ユニフォームの背中に書いてある選手の名前はローマ字です。これを読むことで、ローマ字を読む練習になります。ローマ字を習いはじめた時期は何でも読みたがるのでおすすめです。自学では「選手の名前をローマ字で書く」というのもやりました。
ただし学校で習うローマ字と一部表記が違うものもあるので注意を。たとえば息子はホークスの明石選手のファンだったのですが、学校で習うのは「AKASI」なのに、選手の背中には「AKASHI」の文字です。こういう場合は、学校では「SI」や「TU」と習うけど、実際には「SHI」「TSU」を使うと説明しました。これも知識として積みあがっていきます。
③打率・防御率など「確率」を刷り込む(算数)
野球の試合には「〇〇率」がたくさん出てきます。特に「打率」は、中継を見ていると各打席で必ず見ることになるでしょう。「割と%の違い」からはじめて、「この選手は3割打ってるけど、日本シリーズで20打席立つとして何本ぐらいヒット打つと思う?」と計算させてみたり、「今日、4打席中3本打ったけど何割かな?」と聞いてみたりすると、割合の感覚を具体的につかめるようになります。
④英語を刷り込む(英語)
息子が小さい頃、野球の試合を見ていて「リリーフって何?」と聞かれました(答えは救援)。英語の野球用語は多いので、出てくるたびに話してれば英語が自然と刷り込まれます。使う単語は野球用語ばかりですが、英語への関心は育むことができます。
⑤地名を覚える(社会)
プロ野球よりも高校野球に言えることですが、見ているだけで都道府県名と県庁所在地は覚えます。現に私は小学生の時に毎年夏の甲子園を見続け、そのおかげで都道府県名と市町村名をしっかり覚えました。
プロの場合はその球団のある場所から始まり、選手の出身地などから話を広げられそうです。
子どもに「勉強は楽しい!」を実感してもらう
この方法の目的は「野球を見ながら勉強させること」ではありません。
「身近なことにも勉強と関係あることはいろいろ転がってるんだよ」と実感し「勉強って楽しいことなんだ」と子どもが思ってくれれば成功です。
さりげなく、軽い感じで聞くのがポイントです。勉強させようと思ってガツガツ聞くと、子どもは敏感に察知して答えてくれません。親も楽しんで話していれば、子どもも自然と楽しんでくれます。
我が家は「息子くんたちが勉強好きなのはどうして?」「どうやって勉強してるの?」と周囲の親御さんから聞かれることが多いので、まとめてみました。
野球だけでなく他のスポーツでも、ネタはたくさん転がっているはずです。楽しみながら見つけてみてください。
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