永遠のテーマ?「作文」と「読書」そして「国語」

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 取材で出会った人に「子どもが作文が嫌いで困っている。本を全然読まないんだけど、やっぱり読書をした方がいいですよね?」と聞かれたことがあります。

「作文が苦手」という子どもはたくさんいます。
そして「作文や国語の成績のために読書をしなさい」という親もたくさんいると思います。
では、読書をすれば本当に作文が書けるようになり、国語の成績があがるのでしょうか。

即効力はないけれど役には立つ

ライターとしての経験、我が子の作文力、作文教室で小学生の作文を見て思うことは、「読書をしたからといって作文が書けるようになり国語の成績があがるわけではない」ということです。
(ここでいう読書は「物語・小説」を指します)

「じゃぁ本を読まなくてもいいんだ!」というわけではありません。「読書」をしたほうが、作文を書くための語彙力や文章構成力、国語の問題を解くための読解力は身に付きます。しかも自然にです。
即効力はありませんが、確実に役に立つ…それが「読書」なのです。

じっくり考える力や想像する力も身につくかもしれません。
本を読んでさまざまなことに興味を抱くようにもなるでしょう。

しかし、よく考えてみてください。
そもそも楽しんで読むから長続きするわけです。子どもが一生懸命に漫画やゲームの攻略本を読むのは、面白いし必要だからです。
親から無理やり読むように仕向けられた(と彼らは思っている)本は、もうそのこと自体で読む気を失わせるのに十分なのです。

いろいろな角度から読書を楽しむきっかけづくりを

「無理やり読ませることもできないし…。どうやったら読むようになるかを教えてほしい」――親の本音はコレですよね。

子どもがすんなりと読んでくれるのは、国語の教科書に載っていた物語の作者が書いた、別の本です。新見南吉の「ごんぎつね」を読む学年なら「手袋を買いに」といったふうに、同じ作者の本は興味を抱きやすいようです。

寝る前の読み聞かせも、子どもの心を物語に向かわせるきっかけになります。
低学年・中学年頃までは、親に読んでもらう本が大好きだと思います。
子どもが読むのを面倒くさそうにしていたら、目先を変えて読み聞かせてみるのも楽しいですよ。

我が子の場合、本を読むようになったきっかけは友達でした。読書好きの友達ができた途端、急に本を読むようになったのです。
特に小学校高学年以降は、親の意見を友達の影響力が優に超えていきます。

うまい具合に読書好きの仲間ができればよいのですが、そういうわけにもいきませんよね。
でも、クラスに1人は「本が好きな子」がいるはずです。その子におすすめの本を教えてもらうのは良い案だと思います。
同じ教室で過ごす仲間同士、「面白い」のシンクロ率も高いはずです。

長男の場合はら私ではない大人が薦める本なら読んでいました(どれだけ嫌がられているのだ私…)。
夫が薦めた「三国志」、祖父にもらった「君たちはどう生きるか」、祖母とは「火花」の話もしていました。

誰かが薦めてダメでも、いろいろな角度から攻めてみましょう。
高学年になると、ドラマ化された小説などにも興味を持ち始めると思います。

読書で身に付く作文力

作文を書くために必要な力のうち、「読書」が育んでくれるのは、「語彙力」「構成力」「読みやすい文章になっているかを確認する力」だと思います。

「語彙力」とは、言葉をたくさん知っているかどうかです。
伝えたい気持ちはたくさんあっても、それを的確に伝える言葉が1種類しかなければ、いつも同じ書き方になってしまいます。
「読書」をすると、自然とたくさんの言葉に触れることになります。文章の前後から使い方も身に付きます。

「構成力」とは、文章を組み立てる作文にする力です。
「どうやって書けばいいか分からない」のは当たり前。文字だって書き順やバランスを教えてもらってこそきれいに書けるようになります。
本は作文のお手本です。読書をすることはお手本を繰り返し読むことになり、自然と文章がどのように組み立てられているかを知ることができます。

最後の「読みやすい文章になっているかを確認する力」は、分かりやすい文章を読むことでしか身につかないと思います。
自分の文章を読み直しても、「あれ?何かおかしいな?」と気づかなければ、読みやすい文章は書けません。

これらの「作文力」を育むために、ぜひお願いしたいのが、本や新聞といった紙媒体を読んでほしいということです。
携帯小説やインターネットの文章は、玉石混交です。いや、はっきり言うと石の方が多いです!
少し検索するだけで「以外」と「意外」の間違いをいくつも見つけることができるように…。

良質の文章を楽しんでインプットすることで、「作文が楽しい」「国語が大好き!」という子どもたちが増えてくれたらいいなぁと思います。

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